臨床実習はただでさえ考えることが多く頭を悩ませますが、
ことが難関と言っても過言じゃありません。
自分自身も学生時代に大変な思いをした一人です。
現在の実習環境は改善されたように思いますが、それでも
のは見受けられます。
知識や推論能力を測るためには仕方ないことだと思います。
それらの解決の助けになるように記事を書いてみます。
この記事を読むことで、日々提出する書類で好印象を与えることができ、実習が無難に乗り切ることができます!(保証はしませんが笑)
私自身は、
臨床実習指導者講習会修了
臨床実習指導12人経験
新人職員指導8人
脳卒中認定理学療法士
といった経歴を持っています。
その経歴から考えられる、

臨床実習の考察の書き方を考えてみました!
最後までご覧ください!
各評価ごとの結果をよく考える

考察を考えるのに各評価結果の深掘りは欠かせません。
まず行なった評価を実施するにあたり、
仮説の立案
を行なったと思うのでそれとの乖離(ギャップ)を考えます。
これらを考える必要があります。
それらを評価ごとに考えることが横断的に考える考察の前に役立ちます。
ここでの仮説検証は評価結果を正確に捉え考察を考えるのに役立ちますのでしっかりと時間をかけて行なっていきましょう。
各評価の関連を考える

問題点を挙げるにあたり各評価ごとの関連を考える必要があります。
各評価の関連を考える作業は統合と解釈と言います。
考えるにあたり考慮するべきポイントがいくつかあります。
①目標となる移動方法とレベル
歩行するだけでいいのか、IADLも実施する必要があるのか、移乗だけで足りる車椅子の生活
②元々はどんな生活を送っていたのか
元々のADL、姿勢アライメント、年齢、性別、同居家族の有無など個別性を考慮します
個別性の例は以下の通りになります
可動域の低下はあるが、同年代と比較すると?
麻痺があるけど非麻痺側の機能はどうなっている?
家事はできないけど独居だな
得られた評価結果を並べて、上記の考慮するポイントを加味すると問題点の列挙が容易になると思います。
ここでもう一工夫しておくと後が楽です。それは、
ことです。
後々の考察を考える際にその問題点の優先順位が必ず役に立ちます。
統合と解釈ができたらそれに対応する介入をする

各評価の関連が見えて問題点が挙げられたらそれらを改善するべく介入を考案します。
対象者の動作やアライメントなどこれまで考えてきた個別性を考慮し負荷量を設定していきます。
治療プログラムに関しては他の記事でも解説していますので参照ください。
介入結果が最初と比べてどうなったかを考える=考察

初期評価時と最終評価で結果を比べて変化を確認します。
評価結果の変化で歩行状態やADL状況がどのように変わったかを評価します。
ここでも効果判定は欠かせないので、
ここで注意点があります
そういった限界も踏まえて対象者に介入していく必要がありますので卒業後も覚えておくといいと思います。
実習をうまく乗り切れると仕事が楽しくなる

実習での出来事や、感じた思いが今後の理学療法士としての仕事への取り組みに大きく反映されます。
この記事を読むことで、考察が考えやすくなり、臨床は楽しいんだと実習が終えられたら幸いです!!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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