【完全主観】経験年数による介入の違いを解説します

理学療法

今回は経験年数による介入の違いを解説していきたいと思います。

自分の体験をもとに解説する完全主観の記事なので

そういう考え方もあるか!

程度に読んでもらえるといいかと思います。

また、帰属先とは一切関係ありません。

筆者は新人職員の教育に関わって5年程度経ちます。

よくあるつまずきも把握していますので解説していきます!

内容はざっくりこちらになります。

 

説明と納得が得られにくい
会話が続かず雰囲気が作れない
安心感が少なく効果が実感しにくい

 

それではみていきましょう。

 

説明と納得が得られにくい

1番の大きな違いはうまく説明できないこととそれによって相手の納得が得られにくいことです。

相手にただ単にたくさん喋りかければいいわけではなく、適切なタイミングで声をかけたり、説明する必要があります。

説明と納得を得るのがうまく行かない理由を挙げていきます。

 

評価が進んでいない

評価が進んでおらず、身体の様子を説明するに至っていない場合がほとんどです。

細かい仮説検証や介入操作を加えていき問題点を特定していく必要があります!

1人で考え込みすぎず周りのスタッフと一緒に考えていく必要があります。

しかし、最初は自分から言いにくいことも多いと思うので先輩スタッフから積極的に声をかけてみてください!

 

考えをうまく言語化できない

評価が進んでいてもそれをうまく言語化して相手に伝わらなければいけません。

そのまま伝えて理解できるのか、例を使って説明するのがいいのかも判断する必要がります。

うまく表現できない場合はスタッフに考えを伝えながら段々と具体化していくといいと思います!

 

話をする隙をうまく作れない

相手の身体への関心によりますが、考えをまとめたら定期的に話をしながら介入すると関心を持ってくれると思います。

「この人自分のことを考えてリハビリに来てくれるな」

と思ってもらえると満足度の高い介入が行えると思います。

相手の希望や悩んでいることを聞き出してそのギャップから説明する方法をよく使います!

いきなり「あなたの身体はこうだよ!」と言われても相手の関心と的外れだとあまり興味をもって聞いてくれないと思います。

難聴や高次脳機能も考慮した声がけをしてみてください!

 

 

会話が続かず雰囲気が作れない

会話から雰囲気を作るのに一番肝心なのがなるべく緊張しないことです!

自分の緊張が相手に伝わりますし、緊張する焦りから何を話せばいいかわからなくなってしまいます。

自分はあまり緊張しなくなりましたが、入職したての頃は緊張しっぱなしでした。

緊張をあまりしなくなる方法を考えます。

 

慣れるまで場数を踏む

とにかく緊張は慣れです!というとすぐには解決しないですが、いきなり緊張しなくなる方法はないかと思います。

いろんな方に接してみて会話をすることで慣れるスピードが速くなると思うので、自分から積極的に話をしてみるといいと思います!

 

話することを決める

いつも緊張しっぱなしだった自分は、天気やニュース、地域のこと(店や有名なもの)など知っていることを話すと決めていました!

そのおかげで何を話したらいいかで悩むことがなくなりました。

普段からニュースやテレビなどで時事ネタを仕入れてください!

 

相手のことを下調べ(カルテを読む)する

時事ネタで話をするのも大事ですが、相手のことを知って話を進めることが今後の介入にも大切なことです。

世間話をするのもいいですが、カルテで相手のことを下調べして情報を収集をしましょう!

情報収集をするという目的を持って話をすると緊張も和らいでいくと思います。

 

 

安心感が少なく効果が実感しにくい

ここからは実際の手技に関する内容だったり、評価仮説立案、介入の本質的部分になります。

長々とすごいことは言えないですが、気になる内容だったり、普段あまり考えられてないなと思う人はこれを機会にまた考えてみてもいいかもしれません!

 

触り方が最も意識するべきポイント

上記で緊張しないポイントや雰囲気作りが大切と話をしましたが、実際の介入で一番大切なのは

触り方(ハンドリング)

です。

担当している方は複数回関わる方もいますが、代診で介入する場合や、難聴や失語症で話がしにくい方も大勢います。

この人は代わりだしあまりこない人に深く話をしない

そもそも話がうまくできない方

と話だけでは限界があります。

そもそも話だけで身体が良くなるわけでなく、直接触れて介入を行うので触れ方が大切なのはいうまでもありませんね!

安心感のある触り方、逆に不安感のある触り方どちらも使いこなせないといけません。

力を抜いてもらう持ち方、力を入れてもらう持ち方とも言い換えられます。

スタッフ同士で練習してさまざまな方と行うことで最適な触り方ができるように練習する必要がありますね!!

 

評価・仮説立案はとにかくたくさん行う

緊張を少なくする方法でもとにかく場数を踏むしかないと話をしましたが、評価や仮説立案も数をこなすしかありません。

数をこなすだけでなく、

この人はこんな評価
この人にはこんな仮説

と簡単でいいのでノートなどに記録していくといいと思います。

ルーズリーフでもすぐにバインダーに止めるなどバラバラにならないような保管方法がいいと思います!

記録しておくことで似たような症例を経験した際に過去の考えが役立つかもしれません!

仮説立案で大切なのは、

うまくいった仮説だけでなくうまく行かなかった仮説も記録しておく

事です。

次回につながりますし、うまくいくまでの仮説立案数で成長も実感できると思います。

この仮説立案を飛躍的に成長させてくれる機会があります。

それは自分が発表する症例発表です。

考え抜いた仮説立案を検証し、発表形式にまとめるのはとても大変ですが自身の成長には必ず繋がります。

また、1人で考えるのではなく一緒に考えてくれる人がいるならその人の考えも聞くことができるのでいい機会だと思います。

また、その考えた仮説立案を聴くのもいい経験になります。

積極的に症例発表に参加しましましょう!

 

介入は細かい仮説検証の繰り返し

触り方と仮説立案が理解できたら後は考えた仮説を触り方に気をつけて検証するだけです!

自分の思う問題箇所をいいと思う触り方で操作を加えてそれがどうなるか検証します。

そこまで終えてから、

・可動域練習が必要だな
・筋力をもっとつければ大丈夫だな
・複合的な介入に進んでいいから立位で練習をしよう

と介入内容を決定していきます。

ただ単にストレッチしていませんか?
単に足を伸ばして筋力つけていませんか?

全ての介入が意味のある介入である必要があります!

頭を使って介入しましょう!!

 

 

まとめ

最後に内容をまとめます。

説明と納得が得られにくい
会話が続かず雰囲気が作れない
安心感が少なく効果が実感しにくい

です。

それぞれの内容を各章で解説しました!

経験年数が進むと当たり前にできるようになっていくには日々練習する必要があります。

経過年数じゃなくて経験年数にしましょう!

単に月日が経つのではなく、よく考えて経験していけるといいと思います。

業務時間を有意義に過ごすための秘訣はこちらの記事を参考にしてください!

手書きTO DOリストを活用した生活習慣を紹介します

最後までご覧いただきありがとうございまいした!

この内容が読んでて参考になればシェアしてもらえると助かります^^
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