【理学療法】いつもと同じ介入をしていませんか?解決方法を提案します

理学療法

題名に心当たりがある方は、

経験年数の若い方
対象者の変化が感じられない方
対象者が維持期で変化がそもそも少ないなと感じている方
上記の方に指導者として関わっている方

が多いのではないでしょうか?

自分自身は上記の全てを経験しているのでその打開策なども常々模索しています。

自分は回復期で勤務していますが、「いつもの同じ介入をしている?」というワードには常に向き合い、打開策を導き出しては後輩スタッフに助言をしています。

そもそもなぜいつもの同じ介入になるのでしょうか?

根本の原因は大きく分けて3つに分けられます。

①試行錯誤や思考を経た介入を繰り返しているから
②あまり考えていないから
③考えるまで知識が追いついていないから

のパターンに分かれるように思います。

それらの解説をそれによって起こる弊害と打開策を考えていきます。

記事は筆者の個人の見解です。

最後までご覧いただけると幸いです!

 

同じ介入に陥るパターン3つの解説

なぜ同じ介入なのでしょうか?考えたことがあるでしょうか?

原因は先ほどあげた3つに分けられるように思います。

3つのパターンについて解説していきます。

 

試行錯誤や思考を経た介入を繰り返しているから

さまざまな評価や仮説検証の過程より導き出された介入をおこなっているから

という理由が一番多いと願いたいと思ったので最初に紹介します。

しかし、このようにできているからこそ、介入は日々変化していくものだと考えています。

同じように見えて、

負荷量が増している、セット数が増えている、より負荷がかかる条件に変更されているなど

一見するとわからないところで内容が変更されていることがあれば変化を追えていることになります。

例えば、回復期で2週間程全く同じ介入が続いているなら変化が止まっている可能性があるので介入方法については再度検討する必要があります。

介入方法が間違えていない!と思うのではれば対象者の身体機能や内科的問題で介入に対応できていない可能性もあるので再度評価をすることをお勧めします。

特に運動負荷に関することであれば栄養は確認が必要です。

考えた結果同じ介入も仕方のないことかと思います。

外来や自費診療に比べ入院リハビリは意欲的でない方や拒否がある方もいます。

その場合は同じ介入になる理由をしっかりと説明できるならいいと思います^^

 

あまり考えていないから

しのたく
しのたく

あの人考えてリハビリしているの?

とついつい思ってしまう人いませんか?

 

 

今日もとりあえずこの介入で

良くなっているしこの介入で

対象者が希望しているのでこの介入で

思考が停止しているのと同じです!

担当者と代診で介入する人は問題点こそ共有するものの目標に向かうアプローチは必ず同じではないと思います。

それなので同じ介入を漫然と続けていても自分が休みの日に違うアプローチがされるので良くなっているように感じることがあると思います。

上の2つの理由で同じに介入になっている、でも良くなっていると感じるのであれば周りにどんな介入をしているか聞いた方がいいです!

対象者が希望しているの介入は本当に必要な介入ですか?

自分は説明と同意を得た上ですが、相手が希望する介入はしません。

回復期に入院している理由(目標)は?

という問いから納得いただけるまで説明しますが、難渋もします。

本人が希望した介入が必要な介入なら行いますが評価が必要です!

 

考えるまで知識が追いついていないから

経験年数が若い方には良くありがちです。

今日は何しようと日々評価をしながら介入方法を模索しながら臨床に向き合っていくことで成長を感じられると思います。

しかし、全員がそのようにできるとは限りません。

経験のない症例(そもそも全ての症例が未経験だったりする)や自宅環境や同居人の有無で悩むことは多いと思います。

そういった時は上記のように日々考えながら取り組む姿勢の見られる先輩を頼ることをお勧めします!

悩んでいるあなたの助けになってくれるはずです!

日々の疑問もただ漫然と同じ介入をしていると浮かんできません。

思考を止めずに目の前の対象者に向き合うことで疑問は必ず浮かび上がってきます。

ベストを尽くしていきましょう!

 

同じ介入になることでの弊害は?

先ほどの3つのパターンをあらためて整理します。

①試行錯誤や思考を経た介入を繰り返しているから
②あまり考えていないから
③考えるまで知識が追いついていから

の3つに大きく分けてみました。

原因を解説する中で本質的なところで、

よく考えているか、あまり考えてないか

が大きな違いとなっているように考えます。

②は言わずも考えていないですが、①、③の中には考えているけど・・・

みたいな場合も含まれますのでよーく考えて介入をしてもらいたいです!

これらにどんな違いが出るかまとめてみます。

 

成長

 

対象者への影響

 

 

メンタル面への影響

 

セラピストとしての人生

 

 

 

 

 

よく考えている人

ある。周囲からの評価も上がる

いい効果がある。だんだん良くなっていく。

 

良い成果が得られ充実感がます。働きやすいメンタルになる。

日々に張り合いが出て充実した人生を送れる(かも)

 

 

 

あまり考えてない人

ない。周囲からの評価も下がる

あまり良い効果はない。良くならない。

 

あまり良い成果が得られないので負のサイクルに陥りやすくなる。

ハリのない単調な人生を送る(かも)

あなたならどちらを選びますか?

いつも同じ介入をすることの弊害はあなたに戻ってくる可能性があると思います。

無目的な介入は対象者はもちろん、自分も含め所属している病院・施設への影響も?!

セラピストとしての人生を歩むなら一度考えてみても良いかもしれません!

 

打開策はないの??

度々出てきましたが、同じように前向きな思考をしてる先輩に相談する方法が一番です!

正解はありませんし、状況も不明確でそれぞれ違うのにこれ!といった打開策はむしろ怪しいと考えて良いかもしれません。。

チーム制をとっている職場が多いと思うので

先輩後輩関係なく、評価の思考や介入方法を真摯に聞くことができる・受け止めることができる人

が考えを深めながら対象者に向き合えるのではないかと思います。

そういった姿勢を忘れずに臨床に向き合っていくうちに状況が打開していくと思います。

指導する立場の人は

相談しやすい環境
質問される先輩を育成する

と良いと思います!

 

最後に

いつも同じ介入をしていませんか?というテーマについて考えてみました。

永遠のテーマであり誰しも一度は通る問題なのではないでしょうか?

打開策として紹介した、相談はすぐにできる方法なので思い当たる人は行動に移してみてください!

対象者がいい方向に進むだけでなく自分自身の人生も好転すると思います。

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